コーデックとビットレートについて愚痴る
カセットテープやCDやMDのWALKMAN時代には考慮する必要もなかったんだけど、フラッシュメモリータイプのWALKMANになってから悩ましいのがコーデックとビットレートの問題なのだ。
かつて携帯音楽プレーヤーの代名詞と言えばWALKMANだったが、今では悔しいながらもそれはiPodだ。否定出来ない。昔からのWALKMANユーザーとしては歯がゆい事だけど、事実だから仕方無い。
そもそも、WALKMANがiPodにその座を譲り渡した元凶がコーデックなわけだから、僕としては更に悩ましい。WALKMANが発売当初からMP3に対応さえしていれば、シェアはiPodと逆だった筈なのだ。SONYが音楽レーベルさえ持っていなかったら・・・。まあその辺りの事情や顛末はググってもらうとして、現在はMP3だろうがAACだろうが対応しているので状況は改善している、が、それが更に悩ましいのだ。
ATRACだけならもうそれで割り切れるんだけど、色んなコーデック(MP3とかATRACとかAACとかWAVとか)と、加えて色々選択出来過ぎるビットレートのチョイスには、本当に悩む。
そもそも、なんで音楽ファイルを圧縮する必要があるのか!と言うのは愚問で、CDのファイルサイズは大雑把に言って700MB。僕が最初に買ったNW-E407は容量1GB。つまりCDが1枚分しか入りませんね。圧縮してやれば沢山入ります。それに、ダウンロード販売と言う形態を考えれば、サイズは小さいほどダウンロードにかかる時間が少なくてすむ。圧縮は必然なのであります。
が、当然「圧縮すればするほど音質は低下する」と言う宿命もある。全く音質が劣化しない圧縮技術があればいいんだけど、今のとこ望めない。って言うか、音質が全く劣化しない圧縮は、それは「圧縮」ではなくて「別のオーディオファイル規格」だよね。
僕はCDをATRAC3の132kbpsでパソコンに取り込んで、そのままWALKMANに転送していた。「そこはMP3だろ!」と言われそうだけど、やっぱWALKMAN純正(?)のコーデックだし、SONYの音楽配信サイトのmoraがそのコーデックとビットレートで配信しているので、まあそれが「ご推奨」なんだろうな、と。その程度の理由。
が、ネットで色んな意見を読んだりすると心情がブレる。132なんて問題外みたいな意見もある。音がスカスカだ、と。そう言われるとそんな気もしてくる。で、その後暫くは256kbpsに圧縮していた。そんなに違うのか?う~ん、違う気もするし、違わない気もする。
以前からヘッドフォンはとっかえひっかえ聴き比べて、今のところaudio-technicaのATH-ANC7に落ち着いているんだけど(夏場は暑いので付属のイヤフォンです)、ビットレートに関して言えば、128kbps以上になると違いが分らない。48kbpsとか64kbpsは明らかに良くない。音が痩せていると言うか、薄いと言うか・・・。
じゃあ132でいいジャン!って事なんだけど、僕は心が弱い、って言うか、「いや、ビットレートはデカい程音はいい筈だ。」と言う気持ちがあるし、それを聴き分けられない自分を認めたくない、と言う本音があって、なるべく大きなビットレートで取り込みたい(つまり見栄ですな)。でも小さい方が沢山保存出来る・・・。悩ましい。
が、デジタル技術の進歩はハードもソフトもすごい。今僕の自作パソコンのHDDは2TB。そしてWALKMANのX1060は32GB。そんなに圧縮する必要があるのか?って事なんです。
で、最近の「トレンド」は、CDからSonicStageでパソコンに取り込む時は圧縮無しのWAV。ただ、これだと、ざっくり計算しても300枚くらいしか保存出来ない。今ウチには2,000枚以上CDがあるので、全然足りないんですね。でも今まで132kbpsで保存しているので、これから買うCDの「鉄板アーティスト」をWAVで行こうと思います(そのうちHDDももっと安くなるだろうし、petaが出るかもしれないし、全く別の大容量メディアが登場するかも知れない。それに、今から全部入れ直すなんて、無理!)。
そして、WALKMANに転送する時は132kbpsにする。なんでか?WALKMANで同じ曲をWAVの1,411kbpsとATRAC3の132kbpsとで一生懸命聴き比べたけど、やっぱり判らない。正直言って判りませんでした。はい。だから、WALKMANとヘッドフォンで聴く限りでは132で充分。ただし、パソコンのスピーカーで鳴らすなら非圧縮で、と。
そこで予想されるツッコミ。「パソコンで聴くならCDから聴けや!」ハイ。そうかも知れません。けどね、何千枚もあるCDをですよ、棚から探し出して、取り出してトレイに入れる。メンドクサイです(なんと言う横着!)。SonicStageなら目的の楽曲をすぐ探し出して再生出来ます。便利です。SonicStageマンセーです(iTunesでもいいけど)。
と、今のところこの方式で落ち着いてはいるけれど、どうせ又すぐネット上の色んな意見に惑わされて方針が変ると思います。お金も「耳」も無いくせに神経質だと悩みが多いんですヨ。
でもそのうち、圧縮なんて全然しなくてもいいハード環境になるんだろうなあ・・・。「ソフト」を「メディア」に入れて保有するって概念すら無くなるかもしれない。再生する権利だけを購入して、いつでもどこでもワイヤレス・オンラインでオンデマンド再生、とかね。
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